高血圧(高血圧症)とは何でしょう?
高血圧と一般に呼ばれますが、「高血圧症」が正しい呼び名です。ただ、普段使用するときは「高血圧」でまったっくかまわないでしょう。
高血圧とは、どんな状態を言うのでしょうか? 血液は、心臓が収縮拡張(膨張)することで血管の中を流れています。この活動は24時間止まることなく行われています。血液が血管を流れるときにかかる圧力が血圧です。
血圧は、心臓が収縮して血液を押し出そうとしたとき血圧が高くなります。最高血圧、収縮期血圧と呼ばれています。また膨張したときは血圧が低くなり、最低血圧、拡張期血圧と呼ばれています。
高血圧、高血圧症は、この最高血圧および最低血圧両方または片方がが平均値より高い状態をいいます。
血圧が高くなると、血管を流れる血液の速度は当然速くなります。速度が速くなることによって、血管の内壁が傷みやすくなります。それに対処するため、血管は血管の内壁をあつくすることによって、この傷みをなくそうとします。そうするとこの厚くなった血管の内壁にコレステロールが入るようになります。そのために、動脈硬化を起してしまいます。
動脈硬化は、血液のめぐりを悪くします。そのため、血管を詰まらせてしまうことがあります。
高血圧が怖い理由は、この血管の詰りです。 もし、心臓で詰まったら狭心症や心筋梗塞になります。また、詰まった場所が脳なら脳梗塞になります。これらはすべて、すぐに命に関わる病気です。
他にも、高血圧によって起される病気はたくさんあります。つまり、高血圧は多くの病気の原因となっているのです。普段から、血圧を測る習慣をつけることが健康を守るために必要です。
高血圧の原因は?
高血圧になる原因にはいくつか挙げられています。しかしながら、高血圧の原因がはっきりとわかる人は高血圧の人の約10%です。残りの90%の人は原因がはっきりしていません。
高血圧になる原因としてあげられるのものとしては、まずは、元々血圧が上がりやすいなどの遺伝的な要素があります。また、後天的要素である食事や運動不足、ストレスなどが絡み合ってきます。そのため、なかなか、はっきりとした理由が解りにくいのです。
この原因不明の高血圧は「本態性高血圧」と呼ばれています。したがって、高血圧の9割がこのタイプということになります。
遺伝的な要素だけに注目すると、両親が2人とも高血圧の場合は子供は1/2、片方の親のみ高血圧なら1/3の確立で高血圧になるといわれています。また、両親のどちらも平常の血圧ならば、高血圧になる確立は1/20に減少します。つまり高血圧は、遺伝的要素と深い関係を持っています。
高血圧は日本人に多いとされているのですが、これは遺伝的要素のほかに食事内容、特に塩分の摂取量も関係してきます。また、肥満とも関係してきます。肥満になると、体が大きくなるため、体中に血液をいきわたらせるために血圧が高くなる傾向があるからです。